神戸から車で北へ40分ほど走ると、景色が変わります。市街地の気配が消えて、山あいに田んぼが広がる。ここが三田(さんだ)です。米太郎が兵庫県産の米として長く扱ってきた産地のひとつで、地元では知られていても、県外ではまだあまり知られていません。
このページでは、三田米コシヒカリがどういう米なのか、なぜこの土地の米がおいしいのかを、米屋の立場からご説明します。
三田米とは
三田米は、兵庫県三田市で育てられた米の総称です。三田市は兵庫県の南東部、神戸市の北およそ25km、大阪からは北西へ35kmほどの位置にあります。大都市に近いにもかかわらず、市内の農地約2,000ヘクタールのうち約1,200ヘクタールが米づくりに使われている、県内有数の稲作地帯です。
栽培されている品種はコシヒカリが中心で、ほかにヒノヒカリ、もち米のヤマフクモチ、酒米の山田錦なども作られています。中でもコシヒカリは三田米の代表格として扱われています。
三田盆地の寒暖差が、甘みをつくる
三田が米づくりに向いている理由の第一は、地形です。三田は盆地で、昼と夜の気温差が大きくなります。年間の平均気温は約14℃。神戸の市街地と比べると、夏でも夜はぐっと冷え込みます。
この寒暖差が米の味を決めます。稲は昼のあいだ光合成をして養分をつくり、夜はその養分を呼吸で消費します。夜が涼しいほど消費が抑えられ、養分が米粒に蓄えられる。だから昼夜の気温差が大きい土地の米は、甘みと旨みが濃くなります。魚沼をはじめとする米どころの多くが盆地や山あいにあるのは、これが理由です。
武庫川水系の水が育てる
もうひとつは水です。三田市には青野川、黒川、羽束川、波豆川という武庫川水系の4つの流域があり、この地形と水質が稲作に適した環境をつくっています。渓谷を流れる清らかな水が田んぼに引かれ、稲を育てます。
米は収穫までに大量の水を使う作物です。水の質は、そのまま米の質になります。
三田米コシヒカリの味
三田米コシヒカリは、粘り・つや・香りのバランスがよく、噛んだときに弾力があるのが特徴です。炊き上がりの粒がしっかり立ち、口に入れるとほどよい粘りとともに甘みが広がります。
そしてもうひとつ、地元で評価が高いのが冷めてからのおいしさです。炊きたてがおいしい米は多いのですが、冷めても硬くならず甘みが残る米は限られます。三田米はここが強い。
三田米コシヒカリに合う料理
- 白ごはんとして — 味がはっきりしているので、おかずに負けません。焼き魚や煮物など、和食の定食に向きます。
- おにぎり・お弁当 — 冷めても甘みが残るので、時間が経ってから食べるものに向いています。
- 丼もの — 弾力があり、汁気のある具材をのせても粒が崩れにくい。
- お客様に出すごはん — 飲食店様であれば、米そのものを味わってもらいたい定食や御膳に。
逆に、味を主張させたくないリゾットやパエリアのような料理には、もう少しあっさりした銘柄のほうが合います。
お米マイスターが三田米を選ぶ理由
米太郎が三田米を扱い続けているのは、産地が近いからというだけではありません。
ひとつは、品質が安定していること。三田は長く米をつくってきた土地で、生産者の技術が蓄積されています。年による当たり外れが小さい産地です。
もうひとつは、価格と味のバランスです。同じ兵庫県産でも、ブランド力のある産地は価格が上がります。三田米は知名度がまだ全国区ではないぶん、味に対して価格が抑えられている。日常のごはんとして毎日食べる米には、この釣り合いが大事です。
米太郎の三田米コシヒカリ
米太郎では、令和7年産の三田米コシヒカリを5kg・10kgでご用意しています。ご注文に合わせて精米し、お届けします。
三田米コシヒカリ 5kg・10kg の商品ページを見る
飲食店様・施設様向けの業務用としてもご用意できます。数量や配送頻度のご相談は飲食店・ホテル・法人のお客様へをご覧ください。
よくあるご質問
三田米と丹波篠山産コシヒカリ、どちらがおいしいですか
どちらも兵庫県を代表する米で、優劣はつけられません。傾向として、丹波篠山産は甘みと粘りがより強く、三田米は弾力があり後味がすっきりしています。濃い味のおかずには三田米、米そのものを味わうなら丹波篠山産、という選び方もできます。迷われたら、お電話でご相談ください。
三田米はどこで買えますか
地元のJAや直売所のほか、当店のオンラインショップからもご購入いただけます。神戸市長田区の実店舗でもお取り扱いしています。
新米の時期はいつですか
例年9月下旬から10月にかけて収穫され、順次入荷します。新米の入荷時期はお電話でお問い合わせください。
保存はどうすればいいですか
高温多湿を避け、密閉容器に移して冷蔵庫の野菜室で保管してください。袋のまま常温に置くと、風味が落ちるのが早くなります。
お問い合わせ
株式会社米太郎
〒653-0042 兵庫県神戸市長田区二葉町9丁目2番10号
電話:078-611-2552(平日 9:00〜17:00)